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元OpenAIエンジニアの盗聴事件、サウジ政府の支援受けていたと検察が主張

米検察は、OpenAIの役員会議室に録音機器を隠した罪で起訴されたアブドゥルラフマン・アルファザン被告が、サウジアラビア政府から多大な支援を受けていたとしている。

企業の会議室で、テレビの裏に隠された小型の録音機器を描いたイラスト。
写真: Coolcaesar / Wikimedia Commons, CC BY 4.0

サンフランシスコにある同社オフィスの役員会議室に、録音機器を密かに設置した罪で起訴された元OpenAIエンジニアが、サウジアラビア政府から多大な支援を受けていた模様だ。2026年10月19日(月)に米検察が連邦裁判所へ提出した文書で明らかになった。

被告のアブドゥルラフマン・アルファザン氏は35歳のサウジアラビア国籍者で、連邦捜査官に身柄を拘束され、仕掛けた機器をめぐって起訴された。起訴状には2026年10月5日付の監視カメラ映像の静止画も含まれており、アルファザン氏と特定された男性が、録音機が置かれていたテレビの裏をのぞき込む様子が写っている。

王室との接点と片道航空券

検察は文書の中で、アルファザン氏がサウジ王室の某メンバーと頻繁に連絡を取り合っていたと主張している。ただし、その人物の名前は明かしていない。また、サウジ軍関係者が、アルファザン氏の妻と息子がサウジアラビアへ帰国するための片道航空券の費用を負担したとも述べている。

これらの主張は、アルファザン氏を裁判まで米国内で拘束しておくよう連邦判事に求める申し立ての一環として示された。検察は、同被告には逃亡のおそれがあると主張している。判事がこの申し立てにどう判断するかは、現時点では明らかになっていない。

サウジ政府のメディア事務所は、取材依頼に対してすぐには回答しなかった。いずれの主張も法廷で証明されてはおらず、文書にはアルファザン氏の起訴内容に対する反論も記載されていない。

AI研究所に迫るセキュリティ上の圧力

今回の事件は、最先端のAI開発企業が機密研究や社内の意思決定をどのように守っているかに注目を集めている。ChatGPTを開発するOpenAIは、各国政府の間で激化する技術競争の中心にある。また、最先端モデルを開発する企業にとって、内部関係者による脅威は長年の懸念事項だった。

検察が示したつながりが裏付けられれば、この事件は、外国の国家が米国の主要AI企業の内部に入り込もうとした疑いのある事例として際立つことになる。現時点では、これらの主張は手続きの拘束段階で示された論点にとどまっている。

#OpenAI#AIセキュリティ#スパイ行為#サウジアラビア#米国の裁判所

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