DeepSeek、AIエージェント開発者向けに検索・取得APIを公開
DeepSeekは自社の検索エンジンを、Search APIとFetch APIを通じて開発者に開放した。料金は成功したリクエスト1,000件あたり人民元5元。
中国のAI企業DeepSeekは、ウェブから情報を取得する必要があるAIエージェントやアプリケーションを開発するチーム向けに、SearchとFetchの2つの新しい開発者向けサービスを公開した。2026年10月19日より利用可能で、外部の開発者が同社の独自検索エンジンを利用できるようになるのは今回が初めてとなる。
DeepSeekによると、Search APIはウェブの検索結果を構造化された形式で返す。Fetch APIは指定されたウェブページを受け取り、そのタイトルと本文を、言語モデルが容易に処理できる軽量なテキスト形式であるMarkdownで抽出する。
料金と利用方法
同社は両サービスに同じ料金を設定した。成功したリクエスト1,000件あたり人民元5元である。DeepSeekは、失敗したリクエスト、検索結果が返されなかった検索、タイムアウトした呼び出しについては課金しないとしている。開発者は既存のDeepSeek APIの認証情報を使って新しいエンドポイントに接続でき、別途登録は必要ない。
また同社は、DeepSeek Harness、Claude Code、Codexなどのツールを通じて行われるサーバー側の検索・取得呼び出しについても、現時点では課金していないと明らかにした。その利用分への課金は、2026年11月1日の北京時間深夜0時に開始されるという。
その意義
ユーザーの代わりに動作するAIエージェントは、モデルの学習データよりも新しい情報を必要とすることが多い。そのため、ウェブ検索とページの読み取りは、エージェント型ソフトウェアの基本的な構成要素になっている。これらの機能を自社プラットフォームに組み込むことで、DeepSeekは別の検索プロバイダーを必要としない選択肢を開発者に提供している。
サードパーティのコーディングツールに言及している点も注目に値する。自社のHarnessと並んでClaude CodeやCodexの名前を挙げていることから、DeepSeekは自社製品の中だけでなく、さまざまな開発環境で同社の検索基盤を使ってもらいたい意向がうかがえる。
失敗したリクエストや結果が空のリクエストに課金しない方針は、エージェントが大量の自動クエリを実行する際に、予測可能なコストを求める開発者にとって魅力的かもしれない。ただし、両サービスの速度や結果の品質に関する第三者による評価はまだ公表されていない。
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