ByteDance傘下のSeed、AI安全性・アライメント chームを新設し研究者10人を募集
ByteDanceのAI研究部門Seedが「Alignment & Preparedness」チームを立ち上げ、体制強化のため世界規模で研究者10人を募集している。

中国の大手テクノロジー企業ByteDanceのAI研究部門Seedは、新たに「Alignment & Preparedness」チームを設置した。2026年10月14日に公式WeChatアカウントに掲載された募集告知によると、世界で研究者10人を採用する予定で、高度化するモデルの安全性に対する長期的な投資と位置づけている。
募集ポストは北京、上海、カリフォルニア州サンノゼに設けられる。Seedによれば、同チームにはフロンティアモデルのチームと同等の計算資源と研究リソースが提供されるという。
チームの取り組み内容
Seedによると、同グループの担当範囲は、モデル開発の各段階を通じた安全性トレーニング、自動化された脆弱性テスト、モデルの振る舞いを監視・解釈するためのツール、AIエージェント向けのテスト環境、そして新たなリスクへの備えに及ぶ。同部門はまた、独立した第三者による検証を求めるとともに、大学や研究機関との連携も計画しており、トレーニング、評価、デプロイの各段階に安全性の取り組みを適用するという。
告知の中でSeedは、能力が向上するにつれて、安全性とアライメントはもはや単なるリスクからの防御ではなく、モデルを大規模に展開できるかどうかを左右する中核的な能力になったと主張した。
中国のラボとしては珍しい公表
アライメントとは、特に複雑で多段階のタスクを実行する際に、高度なAIシステムを人間の目標や安全要件に沿って振る舞わせることを目指す取り組みを指す。中国の大手AI開発企業がフロンティアの安全性に特化した取り組みを公に発表する例は多くない。2026年10月13日、国有系の新聞である『The Paper』は、Seedが中国のフロンティアAIラボとして初めて独立した安全性・アライメント部門を設立したと報じた。
この動きは、開発者がAIエージェントにインターネットへのアクセスを含むより大きな自律性を与えるにつれ、中国と米国の規制当局や研究者がその安全性への注目を強めているタイミングで出てきた。ワシントンと北京は先端AIの主導権を争う一方で、ガードレール、安全リスク、重大なAI関連インシデントに関する連絡経路についても協議を続けている。
サンノゼの募集枠からは、ByteDanceが安全性分野の人材を中国国外にも求めていることがうかがえる。新チームの成果が同社のモデルや製品にどう反映されるかは、まだ詳しく示されていない。
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